第2回バリアフリー推進勉強会開催結果概要
音サインの標準化と今後の課題(視覚障害者の誘導)
- 開催日
- 2013年5月17日(金曜日) 18:00〜20:00
- 開催場所
- 交通エコロジー・モビリティ財団 第1会議室
- 参加者数
- 35名
- 講師
- 独立行政法人産業技術総合研究所 主任研究員 関喜一氏
- コメンテーター
- フェリス女学院大学音楽学部音楽芸術学科 専任講師 船場ひさお氏
講演概要

これまでの研究成果を基に、視覚障害者の誘導について音サインの標準化と今後の課題についてお話頂きました。
まず、基礎知識として「音源定位:音源の位置を定める能力」「障害物知覚:音を発しない物体を聴覚により知覚する能力」の聴覚空間認知のメカニズムについて解説されました。
それを踏まえて、現状のバリアフリー法に基づく音による移動支援の具体的な事例として「誘導鈴(ピン・ポーン)の信号音」「スピーカーの性能、設置方向」等の配慮事項を解説しました。加えて、音案内の標準化について「JIS T0902」と「ISO/TC173/SC7(アクセシブルデザイン)」の現状、国土交通省や経済産業省が研究を実施した携帯端末による移動支援技術を紹介し、「音による支援技術の普及のためには技術の高度化だけではなく、統一された標準的な方法を定める必要がある」ことを指摘されました。
- 当日の配布資料及び質疑応答
-
- 配布資料【PDF/4.7MB】 ※配布資料の無断転載・転用等を禁止します
- コメント及び質疑応答【PDF/94KB】