昨年4月28日から実施した、交通事業者向けの手話教室は東京地区で第1期(半年間)、第2期(半年間)を実施し、大阪地区では去る3月30日、第1期(半年間)の手話教室を終了いたしました。延べ40名(修了書交付数)の方が手話初級教室を終了いたしました。
この40名の数字というのは、単なる2〜3日の研修ではなく、半年間と言う長い間、教室へ通い、勉強され、且つ7割以上の出席をした方が修了書を受け取ったものであります。
手話教室を終了した受講者(交通事業者の職員)からは、「聴覚障害者は見た目には分からないが、駅を利用するときの苦労が良くわかった。」、「手話の技術の習得は勿論だが、障害者の理解も深めることができた。また、受講生同士のコミュニケーションを図れて良かった。」、「当社の駅員に簡単な手話を教えられたら良いと思う。また手話を習いたい。」、特に大阪地区の受講生からは、現場で聴覚障害者と手話で話し、当事者に通じたときは、本当に嬉しかった。」、「今後もこの手話初級より、もっと中級・上級の手話を開催して欲しい。」との意見がありました。
当財団も、当初は参加者がいるか、不安でしたが、あまりの反響の良さに、交通事業者の皆さんのバリアフリーに対する関心の高さ、と熱意を感じました。
ここに、この事業に協力して頂いた全日本ろうあ連盟、大阪聴力障害者協会、参加頂いた交通事業者、国土交通省、近畿運輸局及び実施にご協力頂いた関西鉄道協会、関西交通経済研究センターの皆様に深く敬意を表するとともに感謝を申し上げます。
なお、2005年においても講習期間を6ヶ月から7ヶ月に延長し、東京及び大阪で実施いたします。賛助会員(事業者)についての参加費は無料となっております。
今回、参加して頂いた交通事業者等は下記の通りです。
東京地下鉄株式会社 | 1名 |
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東日本旅客鉄道株式会社 | 4名 |
西武鉄道株式会社 | 2名 |
小田急電鉄株式会社 | 3名 |
東武鉄道株式会社 | 4名 |
全国乗用自動車連合会 | 5名 |
全6事業者/19名
大阪市交通局 | 3名 |
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阪神電気鉄道株式会社 | 2名 |
阪急電鉄株式会社 | 3名 |
近畿日本鉄道株式会社 | 3名 |
京阪電気鉄道株式会社 | 2名 |
大阪高速鉄道株式会社 | 1名 |
北大阪急行電鉄株式会社 | 1名 |
神戸電鉄株式会社 | 1名 |
六甲摩耶鉄道株式会社 | 1名 |
関西鉄道協会 | 2名 |
近畿運輸局 | 2名 |
全11事業者/21名