交通環境対策事業

交通環境対策事業の成果:2003(平成15)年度

環境負荷の少ない事業運営(グリーン経営)の推進

トラック、バス、タクシー事業において、グリーン経営推進マニュアルに基づく環境保全活動の推進に取り組みました。本マニュアルは、ISO 14031(環境パフォーマンス評価に関する国際規格)の考え方に基づき、環境保全項目ごとの具体的取り組み内容を示したものであり、目標の設定と評価が容易にでき、これを通じて経営のグリーン化が継続的に進められるようになっています。

具体的には、以下の事業に取り組みました。

1.運送事業におけるグリーン経営認証事業の適用・検討

平成14年度事業で検討したトラック運送事業向け「グリーン経営認証事業」を適用するため、第三者からなる運営委員会で審査委託機関の選定基準、認証登録の単位と審査方法、認証料金等を決定し、事前に9事業者の協力を得て審査試行を重ねながら問題点の改善を行い、平成15年10月1日から認証事業を開始しました。

また、バス、タクシー事業それぞれの認証基準を策定し、平成16年4月1日から同事業向けの認証事業を開始しました。

委員長 石谷 久(慶応大学教授)

2.運送事業におけるグリーン経営の普及

トラック事業者を対象に地方運輸局所在地及び各地で計39回約4,200名の参加を得て認証事業の講習会を実施し普及に努めました。

また、バス、タクシー事業者を対象に平成14年度事業で作成した推進マニュアルに基づく自主的な環境改善への取り組みを普及させるため、地方運輸局所在地及び各地で計18回約1,800名の参加を得て講習会を実施しました。