バリアフリー推進事業

2006(平成18)年度の手話教室開催報告

2006年度の手話教室修了式

4月末月から実施した、交通事業者向けの手話教室は東京地区で去る11月2日、大阪地区では去る11月1日に終了いたしました。

36名(修了書交付数)の方が手話初級教室を終了いたしました。受講生の皆さんは、単なる2〜3日の研修ではなく、7ヶ月間と言う長い間、毎週教室へ通い、勉強され、且つ7割以上の出席をした方が修了書を受け取ったものであります。

手話教室を修了した受講者からは、「聴覚障害者の方々とのコミュニケーションは手話だけに限らず、お互いの気持ちを伝えることこそ重要なのだと思った」「手話はツールの一つと考えていたが、立派な言語であると感じた」「継続することが大切であると実感しており、今後も勉強を続けていきたい」「相手の表情を含めた全ての事柄から理解使用する聴覚障害者の方が、本当のコミュニケーション能力を持っているのかもしれないと感じた」「様々な業種の人が集まって受講できることは、自分の業務の視野も広がって貴重な事だと思う」「お客さまと直接関わりのある現業の担当者がもっと参加する教室になってほしい」「土日の開講があると良いと思う」などの意見がありました。

ここに、この事業に協力して頂いた財団法人全日本ろうあ連盟、社団法人大阪聴力障害者協会、参加頂いた交通事業者及び実施にご協力頂いた関西鉄道協会、財団法人関西交通経済研究センターの皆様に深く敬意を表するとともに感謝を申し上げます。

今回、参加して頂いた交通事業者等は下記の通りです。

東京会場
東京地下鉄株式会社 3名
東日本旅客鉄道株式会社 1名
西武鉄道株式会社 2名
東急バス株式会社 3名
財団法人国土技術研究センター 1名
株式会社企画開発 3名

全7事業者/15名

大阪会場
大阪市交通局 3名
阪神電鉄株式会社 5名
大阪高速鉄道株式会社 2名
六甲摩耶鉄道株式会社 1名
阪急電鉄株式会社 2名
近畿日本鉄道株式会社 2名
京阪電気鉄道株式会社 4名
南海電気鉄道株式会社 1名
国土交通省近畿運輸局 1名

全9事業者/21名