バリアフリー推進事業

バリアフリー推進事業の成果:2000(平成12)年度

案内用図記号の統一化と交通、観光施設への導入

書籍の表紙

案内用図記号は、交通施設等公共の場において、利用者の円滑な移動を支援するための情報提供の一形態であり、文字や言語によらず図形で情報を提供するもので、高齢者や障害のある方々、外国人等に有効な案内方法です。しかしながら、この図記号は、交通、観光施設等において各々に図記号を定め整備されており、利用者にわかりにくいものとなっています。

このため、本年度は前年度実態調査し、分析整理した図記号の標準化原案を作成し、理解度、視認性調査の適性度評価を行い、最終的に125項目の図記号を「標準案内用図記号」として選定し、公表しました。

なお、平成12年10月、ISO分科会を日本(東京)で開催し、125項目の図記号を提案しました。さらに、この図記号の統一化を図るために関係機関に周知するとともに今後においても標準化について国内規格化(JIS化)、国際標準化(ISO化)を目指しています。

委員長 森地 茂(東京大学大学院工学系研究科教授)