バリアフリー推進事業の成果:2003(平成15)年度
2004年度5月浜松で開催された「第10回高齢者・障害者のモビリティと交通に関する国際会議(TRANSED2004)」の事務局として開催準備のための支援活動を行いました。(このTRANSEDは、3年に1度開催されるもので、アジアでは初めての開催でした。)
また、ISO(国際標準機関)CEN(欧州標準機関)/CENELEC(欧州電気標準化機関)セクターガイド(「ISOガイド71=高齢者・障害者配慮規格」の基礎となるもので、環境、住宅、交通など9分野があります。)の規格作成作業グループに、我が国の交通バリアフリーのガイドライン等の資料を提供しました。その結果、我が国のバリアフリーについての理解と推進状況について高く評価され、当財団はCEN/CENELEC WORKSHOP ACTS(Accessibility in Collective Transport Systems)メンバーとなりました。
その他に、2004年2月、「欧州のバリアフリーの動向〜より使いやすい交通システムを目指して〜」と題してセミナーを開催しました。このセミナーでは、CEN/CENELEC WORKSHOP ACTSの議長Margaret Ellis氏を迎えて、欧州の高齢者、障害者に配慮した高越のガイドラインの考え方等について、またイタリア・フィレンチェ氏広域交通事業体事業部長Giorgio Ambrosino氏からはEUにおけるDRT(呼び出し応答型交通)プロジェクトについて、講演、意見交換等を行いました。
NPO法人等が実施する効果的なバリアフリー推進活動に対して、その事業促進を図るため、事業の一部について助成を行いました。本年度は、10団体に助成を行いました。