当財団では、平成22年度に日本財団からの助成を受けて、高齢者及び障害者等が旅客船へ円滑に乗降することができる装置(以下「バリアフリータラップ」という)の開発を行い、去る4月15日(金)に長崎県五島市奈留島(奈留ターミナル)に設置しました。
現在、各地に設置されているタラップは、高齢者及び障害者等が旅客船を利用する際、潮の干満差により段差が生じ、旅客船への乗降に支障をきたし、安全性の観点からもそのバリアフリー化は喫緊の課題となっていました。そのため、当財団では特に離島に就航する旅客船の乗下船時に潮位差等を解消する日本初のバリアフリータラップを開発しました。
なお、当財団では、海上交通におけるバリアフリー化を推進するための施設整備助成事業を実施しておりますが、このバリアフリータラップも助成対象(限度額1000万円)となります。詳細については、【海上交通バリアフリー助成】のページをご覧ください。