聴覚失認者にとっての緊急災害時のチャイムの意義
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 三谷 雅純
高次脳機能障害、聴覚失認、情報アクセス、災害情報、注意喚起のためのチャイム
(研究目的) (研究手順) 兵庫県南部を中心に活動している比較的大きな高次脳機能障害当事者団体に協力を仰ぎ、実験用に作成した〈文章・肉声・画像〉の視聴覚実験を対面形式で行う。実験では数十名程度の被験者に集まってもらう。得られた回答を聴覚失認の程度によって分け、チャイムの有無によって、失認の程度による差が認められるかどうかを調べる。 (研究成果)
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図1 チャイムの有無によって言語音課題に回答してもらった結果を設問ごとにまとめた図。左端:非障害者でチャイムの有無(左/右)、中:軽度障害者でチャイムの有無(左/右)、右端:中・重度障害者でチャイムの有無(左/右)を示す。
図2 チャイムの有無によって視覚刺激(トランプの柄と絵としてのアルファベット)と暗算の課題に回答してもらった結果を設問ごとにまとめた図。以下は巣1と同様。
図3 チャイムの有無によって言語音課題に回答してもらった結果を被験者を単位としてまとめた図。以下は巣1と同様。
図4 チャイムの有無によって視覚刺激(トランプの柄と絵としてのアルファベット)と暗算の課題に回答してもらった結果を被験者を単位としてまとめた図。以下は巣1と同様。