可動式ホーム柵・ホームドア(以下、この項において「可動式ホーム柵等」という)がない場合の敷設例

出典:国土交通省「視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成22年(2010年)を基に加筆

ホームドア・可動式ホーム柵の場合の開口部の敷設例

国土交通省調査結果
  • 可動式ホーム柵等がある場合の開口部点状ブロックについては被験者全員が必要であるとの回答を得た。また安全面と開口部の検出容易性のいずれの観点においても開口部点状ブロックの奥行きは60cmが好ましいとの回答を得た。
  • 長軸方向線状ブロックについては約60%の被験者が必要であると回答を得た。また、長軸方向線状ブロックを敷設する場合の可動式ホーム柵等からの離隔は60cmが好ましいとの回答を得た。
  • 開口部点状ブロックと長軸方向線状ブロックの接合部はすべて点状ブロックを敷設するパターンが好ましいとの回答を得た。

出典:国土交通省「視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成22年(2010年)を基に加筆

視覚障害者の利便性を考慮し、幅員が確保され構造上支障がない場合には、長軸方向線状ブロックを敷設することが有効である。

出典:国土交通省「視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成22年(2010年)を基に加筆

固定式ホーム柵の場合の開口部の敷設例

出典:国土交通省「視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成22年(2010年)を基に加筆

可動式ホーム柵(横開き式)の敷設例

ホーム縁端全面に内方線付点状ブロックを連続して1枚敷くこととした上で、開口部に点状ブロックをホームドアと内方線付き点状ブロックの間に1列追加する敷設も有効と考えられる。

出典:国土交通省「プラットホームにおける視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成30年(2018年)を基に作成

可動式ホーム柵(昇降式)の敷設例

ホーム縁端全面に内方線付点状ブロックを連続して1枚敷くこと。

出典:国土交通省「プラットホームにおける視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成30年(2018年)を基に作成

固定部、開口部位置が不定の場合の敷設例

本検討で固定部と表現している部分自体が可動するホームドアの場合、ブロックの敷設でホームドアの固定部、開口部を区別することは困難である。このような場合においても、ブロックの敷設はホーム縁端全面に内方線付点状ブロックを連続して1枚敷くことを基本とする。

出典:国土交通省「プラットホームにおける視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法に関する調査研究報告書」平成30年(2018年)を基に作成