聴覚障害者に対応したボタンの配置(東京国際空港)
「聴覚ボタンを押すと、液晶モニターに対応状況が表示されるが、扉上部では気付かない可能性がある為、液晶モニターの位置はボタンの上部が良い」との意見があったが、今回計画では操作盤が正面ではなく壁側にある為、普段の見易さを考慮し扉上部に設ける計画とした。
但し、聴覚障害者への対応として、聴覚ボタンが押された場合には、ボタン自体を点滅させることで、防災センターが認知していることを伝える計画とした。また、防災センターにて聴覚ボタンが押されたことを確認した後、液晶モニターに「係員が向っています」との文字を点滅表示させカゴ内に居る聴覚障害者に安心感を与え、同時に係員自体はそのまま現地に急行する運用としている。
- 聴覚ボタンが押されると
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- 防災センターに信号発報し、かご内モニターには「係員が向かっています」という表示が出る。
- 防災センターの係員がインターホンで呼びかけても応答がない場合、現地に赴いた係員が対応する。
- 非常ボタンが押されると
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- かご内モニターに「耳の不自由な方は(図:聴覚ボタン)を押し続けてください」と表示される。
- 聴覚ボタンが押された場合は、上記「聴覚ボタンが押されると」と同様の流れとなる。
- 聴覚ボタンが押されなかった場合は、防災センターの係員がインターホンで確認を取り、応答がない場合は現地で対応する。