2023年1月16日
2015年に採択されたパリ協定に基づき、21世紀後半には温室効果ガス排出の実質ゼロが国際的枠組みとして目指されています。我が国では、この低炭素社会の実現のために、環境政策を契機に経済・地域などの諸課題の同時解決を図るような「環境・経済・社会の統合的向上」を具体化した取組が求められているところです。
グリーンスローモビリティは、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称です。導入により、地域が抱える様々な交通の課題の解決と低炭素型交通の確立の同時達成が期待されるところであり、「環境・経済・社会の統合的向上」にも資するモビリティとして、当財団でも平成26年の初の公道走行以降、様々な方法で普及・啓発活動を進めてきました。
離島は、海洋国家である我が国にとって、領海や排他的経済水域等の保全、海洋資源の利用、自然環境の保全などの観点から極めて重要な役割を果たすとともに、豊かな自然・文化を有しており、優れた観光・教育・スポーツの場でもあります。しかしながら、そこをとりまく環境は、著しい人口減少や高齢化の進展など、厳しい状況にあり、離島の振興は大変重要な課題となっています。
そこで当財団では、グリーンスローモビリティを活用し、離島の環境保全と地域課題の解決に向け取組む試走・実証調査の企画提案を募集し、採択された離島地域に対し、当財団所有の車両を無償貸与します。
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
離島におけるグリーンスローモビリティの活用に向けた試走・実証調査の企画提案
地方自治体、または運営主体となる民間事業者や団体であること
※複数団体によるコンソーシアムでの応募も可能。
ただし、コンソーシアムの場合は、地方自治体を構成員に含むこととする
応募申請書と企画提案書をエコモ財団へ提出
有識者や関係省庁などの第三者からの意見を踏まえ、採択地域を決定
3件程度
応募期間 2023年1月16日(月)〜3月15日(水)
選考期間 2023年3月16日〜4月下旬
採択通知 2023年4月下旬
実証開始 2023年5月以降〜