オリ&パラ開催によるバリアフリー化効果の評価の試み
アクセス・ジャパン 今福義明
東京オリンピック・パラリンピック・バリアフリー化整備・オリ&パラ開催によるバリアフリー化効果
(はじめに) (研究・活動成果) この報告書で取り上げた「鉄道駅」「新駅・新発着場」「新型車両」「観光」「文化公共施設」で、「オリ&パラ開催によるバリアフリー化効果」として抽出されたことは、顕著な傾向としては、「エレベーターの大型化:駅でもっとも標準的だった(11人乗り)が、(15人乗り)以上の(18人乗り)や (20人乗り)・(24人乗り)」の大型化、増設・複数化が目立った。 例、高輪ゲートウェイ駅・東京駅・千駄ヶ谷駅・国立競技場駅・虎ノ門ヒルズ駅・両国リバーセンター発着場・ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK) また、「多機能トイレ」の2箇所以上化も新しい傾向だった。 例、高輪ゲートウェイ駅・東京駅・千駄ヶ谷駅・ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK) ・港区立伝統文化交流館 JR東日本「E261系電車」(特急)「サフィール踊り子」では、JR東日本の特急車両では、初の従来方式の「車いすスペース」に併設して、フリースペース式の「車いすスペース」が整備された。 (株)ポートサービス運航の海上交通船「SEA BASS ERO(シーバス ゼロ)」では、海上交通船"シーバス"としては、初の車いす乗船客対応の乗降船リフトが整備された。また、初の自動扉多機能トイレが整備された。 以上これらの傾向が、2021年以降も継承・発展されるのか? 東京以外でも、継承・発展されるのか?を注目していきたい。 |