交通環境対策事業

エコドライブ

二酸化炭素はこんなに出ている!

わが国における二酸化炭素排出量のうち、運輸部門は20.4%を占めており、そのうち88%は自動車からの排出となっています(2004年度)。

我が国の二酸化炭素排出量(部門別)2006年度グラフ

アイドリングストップをはじめとする「エコドライブ(環境に配慮した自動車の使用)」は、ドライバーのみなさまがそれぞれちょっとした努力で、燃料消費量の削減、すなわち二酸化炭素排出量の削減につながります。

運輸部門の二酸化炭素排出量(輸送機関別)2006年度グラフ

事業者のみなさまへ

ご存知ですか?

わが国ではトラックによるCO2排出量がこの10年間で40%も増加しました。

営業用トラックによるCO2排出量の推移グラフ

【出所】経団連「第4回経団連環境自主行動計画フォローアップ結果(温暖化対策・個別業種版)」2001年10月19日

ご存知ですか?

大都市におけるNOx(窒素酸化物)排出量の実に32%がディーゼル自動車です。

大都市におけるNOx排出源グラフ

いうまでもなく、CO2は温室効果ガスの代表であり、地球温暖化防止のためにはその排出削減が必要です。一方、ディーゼル自動車等から排出されるNOxやSPM(浮遊粒子状物質)は大気汚染を招いており、特に大都市ではそれらの排出削減が喫緊の課題となっています。

対策としてまず考えられるのは、環境負荷の小さい自動車の開発・普及促進です。具体的施策として、(ア)燃料電池車等の次世代低公害車の技術開発の推進、(イ)自動車関係諸税について、環境負荷の小さい自動車を優遇する「自動車税制のグリーン化」、などが行われています

一方、業務用車両を使用する事業者の方が、現在お持ちの車両を使って今日からでも取り組める施策として、環境にやさしい運転「エコドライブ」があります。エコドライブは環境対策に寄与するだけでなく、安全確保(事故防止)や経営改善(燃料コスト削減)の面でも効果が期待できます。