バリアフリー推進事業

バリアフリー推進事業の成果:2005(平成17)年度

諸外国及びアジアのバリアフリーに関する情報収集とセミナー等の開催

1.国際セミナーの実施

セミナー当日の資料

アジア4カ国(韓国、シンガポール、タイ、ラオス)及び国内の専門家、障害者団体関係者、行政関係者らを招き、「アジアセミナー〜Asian Efforts for Barrier-free Transportation」を2月27日(月)〜28日(火)に東京・京王プラザホテルにて開催しました。参加者は2日間で延べ約250名でした。

1日目は全体会議として日本のバリアフリーの施策や施設整備の具体事例、参加各国の交通のバリアフリー化の取組状況が報告されました。また、全体会後の最後に今後も参加者同士で交流を継続し、アジア地域における情報交換など、交通のバリアフリーに関する様々な領域で共同していくことが確認されました。

翌28日はテーマ別に別れて会議が開催され、合わせて約100名が参加しました。テーマ別会議(1)ADF(Accessible Design Forumミーティングでは、アジア地域におけるバリアフリーに関する規格等の統一化の展望についてディスカッションを行いました。テーマ別会議(2)日本の障害者運動と移動のバリアフリー化では、移動と情報をサブテーマにラウンドテーブル方式による問題的が行われました。

2.市民と進める参加型福祉の交通まちづくりセミナーの開催

福祉の交通まちづくり表紙

交通ターミナル、道路、建築物の各分野を総合的な視点で捉える専門家の育成を目指し、「市民と進める福祉の交通まちづくりセミナー」を、9月29日(木)に、大阪・池田市民文化会館でを開催し、約140名が参加しました。昨年出版した書籍「参加型福祉の交通まちづくり〜交通バリアフリー法を執心にプロセスを学ぶ(平成17年2月発行、学芸出版社)」をテキストとして、実際の執筆者を講師とした具体的な事例を交えながらの講演とパネルディスカッション「参加型福祉のまちづくりの推進に向けて」を実施しました。