バリアフリー推進事業

バリアフリー推進事業の成果:2005(平成17)年度

高齢者・障害者に配慮した地域交通モデルの実現

本事業は地域交通の課題とニーズを捉え、それを地域交通計画として具体化するものです。特に地方における過疎地域、交通の空白地域における高齢者・障害者の移動を公共交通システムでどのように担うか具体的に実証することを目的とし、昨年度に引き続き、青森県福地村で二路線のバスの実験運行を行いました。

今年度は昨年度の課題を検証し本格運行に繋げるために、2005年9月15日から11月30日までの61日間、青森県及び福地村の協力を得て、DRT(Demand Responsive Transport:需要応答型交通)の実験運行を行いました。「予約式ふくちふれあいバス」の名称で、利用者からの電話予約によりリクエストのある地点のみ経由するもので、現地に委員会を設置し、運行計画等の検討を行いました。昨年度の課題として挙げられた、実施コスト、環境負荷、利便性向上のための運行システムについて検討しました。人口約7,000人の村で、延べ1,015人の利用者がありました。

委員長 秋山 哲男(首都大学東京都市環境学部教授)