<研究の進捗状況>
1.都市型観光地における移動に関する現状の把握
対象地域(京都市東山地区)の現地踏査を実施し、情報収集、現状把握を行っている。
2.モニター調査による観光地の交通バリアフリーの現状把握
市外から京都へ来訪する身体障害者等によるモニター調査は、検討の結果、京都観光でもっとも混雑する紅葉シーズンを避け、平成22年春(5月末頃)に実施するよう変更とした。
3.都市型観光地における快適なモビリティを確保するための手法研究
当初計画通り、平成22年4月以降着手の予定。
4.都市型観光地のおけるモビリティ・デザインのあり方の研究
当初計画通り、平成22年8月以降着手の予定。
平成21年12月10日に第1回研究会を開催した。
<現時点で得られている成果>
京都市東山地区の現地踏査による情報収集、現状把握から以下の課題が得られた。
・地区の入り口までのアクセス情報不足、地区内の観光スポット間移動のための情報不足
・道路面の管理不足による段差 など
都市型観光地のモビリティ・デザインをけんきゅうするにあたり、身体障害者などの移動制約者の観光への発意、事前情報の収集方法、旅行計画の立案方法、観光地での観光の楽しみ方など、当該者の意識、行動、判断などの把握することの重要性が確認された。
<今後の見込み>
・身体障害者などの移動制約者の観光への発意、事前情報収集、旅行計画の立案方法等の把握
・モニター調査による観光地の交通バリアフリーの現状把握(平成22年5月末)
・快適なモビリティを確保するための手法研究
・都市型観光地のおけるモビリティ・デザインのあり方の研究 |