バリアフリー推進事業

平成20年度ECOMO交通バリアフリー研究助成 対象事業 中間報告

研究助成名

まちのグッド アンド バッド プラクティス情報の共有・蓄積・継承によるクリエイティブ・コモンズの育成(248-5)

研究者名

明石高専建築学科 大塚 毅彦

研究内容

平成20年10月から平成21年1月末までの研究の進展状況・成果及び今後の展望について

まず、調査対象地JR明石駅(兵庫県明石市のターミナル駅)を含む小学校区(錦織コミセン校区)の様々な団体(錦城自治会、錦城コミセンなど)にヒアリング調査を行った。その結果、明石駅周辺地区ユニバーサル社会づくり実践モデル地区協議会(事務局明石市)が平成20年度より平成25年度までユニバーサル関連事業を行うことがわかった。協議会メンバーは、地元自治会や社会福祉協議会、障害者団体、ボランティア団体や公募市民などで構成され、本研究の協力対象としては適していると考えている。協議会には来年度、実験的に本研究のWS等の研究協力を得るべく交渉し、内諾を得ている。WSの気づきスペースを予定しているJR明石駅コンコースについては現在JRと交渉中である。

研究対象として、現在駅の橋上化工事が進行中のJR魚住駅北周辺の魚住東地区の魚住東地域人権協議会が協力可能との返事を得ている。プレWSとして、魚住駅からのコミュニティバス(通称たこバス)のバス、バス停空間のユーザビリティの評価について、当事者(電動車いすユーザー、聴覚障害者)の参画を得て、グッドプラクティス・バッドプラクティスの抽出を行った(平成20年12月)。現在はその評価をまとめ、HPもしくはブログ上の公開に向けて作業を行っている。

平成21年4月以降に多くの費用が予測されるため、今期は極力費用を使わないようにした。21年4月以降のWS等に利用したいと考えている。

今後は、JR明石駅周辺エリアを対象としてWSを開催し、それらの成果をHP上やブログ上で公開し意見を収集し、さらに気づき展覧会などを実施して、地域住民及びネット上の住民の知恵を活用した創造的な解決のできる集団を育成したいと考えている。

 
   

 

バリアフリー設備のご紹介

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